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地域に支えられて 10年ぶりの米づくり | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 22, 2021 12:44:00 AM

飯田市の上郷小学校は14日、5年生4クラス133人が同校近くの田んぼで稲刈りを行った。同校での米づくりは10年ぶりで、担当の先生の「子供たちと米づくりがしたい」という熱意に応え同JA上郷支所営農課も協力。地元の農家が田んぼを提供し、近隣住民も田んぼの管理を手伝っている。
この日は同JA上郷支所職員4人も参加し、鎌の使い方や役割分担、注意事項を説明。午前と午後で2クラスずつに分かれ、1日かけておよそ5アールの田んぼいっぱいに稔ったうるち米「風さやか」ともち米「モリモリモチ」を収穫した。児童らは鎌で稲を刈る係と10株を1束に縛る係に分かれて作業を始めた。途中、稲を刈るスピードが早く縛る作業が追い付かなくなり、今度は各クラスごと班長が中心となって改めて作業を分担。班で責任を持って束を作るようにしたところスムーズに作業が進んだ。
同校5年生担当の松沢徹教諭(45)は「JAや地域の皆さんの協力のおかげで子供たちと米づくりができて大変ありがたい。立派な米が収穫出来てうれしい」と話した。
同JA営農課の小池洋司課長は「近隣の方も協力してくれ、地域みんなで米づくりができてよかった。これからもぜひ続けていけたら」と話した。
今後同校では各クラスで収穫祭などを計画する予定。