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仲間の園地を訪ねて | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 21, 2021 12:21:00 AM

JA青壮年部篠ノ井支部は10月21日、長野市篠ノ井の青壮年部員を訪ねる「園地探訪」を初企画した。新型コロナウイルスによる活動の自粛で、研修会や親睦会などが減るなかで、栽培や販売、経営、課題に関する情報共有の場を作ろうと古畠正隆支部長が発案。それぞれ栽培品目も違うが、それぞれの経営手法や品目の組み合わせなどを実際に園地を見ながら情報を得ることで、「経営の役立ててもらえる」と考えた。
この日は、長野市篠ノ井地区の小山喜之さんの露地野菜とシャインマスカットのほ場と、古畠さんのリンゴ園を訪ねた。小山さんの10アールのブロッコリーほ場では、近年悩まされる「根こぶ病対策」として、県機関が入って試験栽培をしていることを説明。高畝を作ることで湿害対策し、生分解性マルチを活用することにより除草対策や生育促進につなげていることなどを紹介した。他支部員から、試験やその効果に関する質問や、農地の管理・規模拡大についてなど、熱心に質問が寄せられた。
古畠支部長は、「コロナで久しぶりの活動だったが、会って話すことで発見や経営の参考になる点もあった」と初開催に手ごたえをつかんだ。他の生産者からも「久しぶりに顔を合わせた話せたので、いろいろ聞くことができてよい機会だった」との感想が寄せられた。今後も別の支部員のほ場で園地探訪を行っていく考えだ。