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米づくりの大変さと楽しさを知って 保育園児と稲刈り | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 19, 2021 5:34:00 AM

飯田市鼎地域の農商工の若手の連携と地域の活性化を目的に、楽しく地域貢献を目指す「夢かなえ隊」は15日、飯田市鼎の鼎あかり保育園の年長・年中園児59人と同園近くの田んぼで稲刈りを行った。この日は夢かなえ隊のメンバー6人が指導し、もち米の「マンゲツモチ」を収穫した。
年長園児が鎌で1株ずつ刈り取った稲を年中園児が運び、同隊メンバーが集まった稲で束を作りはざかけをした。最初は恐る恐る鎌を扱う園児も、慣れてくるとザクザクとリズム良く刈り取った。年長園児が年中園児に稲を渡す際大きな声で「おねがいします!」と声をかけるなど元気よく作業が進んだ。
夢かなえ隊代表の木下周次さん(56)は「保育園児には一見難しく思う鎌を使った収穫でも、やってみると子供たちの適応力でできてしまう。保育園のときの経験やできたという自信は大切なこと」と話し園児と交流を深めた。
同園の福岡恵子園長は「子供たちと一緒に汗が流せてうれしい。みなさん忙しい中ご協力いただき米作りを体験させてもらえてありがたい」と話した。
この田んぼでは鼎小学校の生徒も一緒に米づくりを行なっており、小学生は前日に稲刈りをした。田んぼ全体では300kg近くのもち米が収穫でき、同園では餅つきをして楽しむほか、おこわにして皆で味わう予定。