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「シナノゴールド」初選果 丁寧な選果で長期販売 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 19, 2021 5:59:00 AM

JAあづみは18日、松本市梓川のJA果実南部選果所で「シナノゴールド」を初選果した。2021年産は春先の凍霜害の影響で出荷数量が3割ほど減少する見込みだが、9月からの天候に恵まれた事で糖度が乗っている。酸抜けもよく食味は抜群。
選果した2000ケース(1ケース=10キロ)のうち、1300ケースを首都圏、中京、関西市場や県内市場に出荷した。昨年よりも2日早い出荷となった。
選果前に開いた目ぞろい会では、営農経済事業部果実課の小林鷹文営農指導員が約30人の選果員に等級や選果規格を説明した。小林指導員は「シナノゴールドは傷やサビなどが目立つ品種。規格に準じて丁寧に選果して欲しい」と呼び掛けた。
選果所では、選果人が果実の裂傷や日焼け、スレなどを丁寧に確認しコンベアーに流した。選果機のセンサーでは熟度や大きさを判定、4等級に分けて箱詰めした。選果人は「シナノゴールドは黄色系で他の品種と比べて選果が難しい。見落としのないよう丁寧に選果し、少しでも多く消費者に味わってもらいたい」と話した。
2021年度の出荷計画は約18,300ケース(1ケース=10キロ)を予定しており、販売高は5,490万円を目指す。今後はサンふじの贈答用とのセット販売等10月から2022年1月まで長期的に出荷する。
営農経済事業部果実課の中村洋一課長は「長期販売となる為、傷果等の混入が無いよう選果し市場の要望に応え価格の維持をしたい」と意気込みを語った。