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シナノスイート本格化 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 13, 2021 5:27:00 AM

JAグリーン長野で、リンゴ「シナノスイート」の選果が本格化した。長野市信更町の信更果実流通センターでは、昨年より1日早く10月5日から選果を開始。秋映とシナノスイート交互に連日選果をすすめている。同センターによると、信更町内のシナノスイートは12日時点で、出荷見込量のうち、約3割程度までJAに出荷されてきており、ピークに差し掛かっている。
今年は、春先の凍霜害により、果実となる「中心花」の枯死が多く、側花を使用して着果を確保。中心花で栽培したものに比べて、果実の変形など品質はやや劣るものの、通常通り流通センターで選果される「通常出荷品」の割合の維持向上につながっている。JA営農技術員によると、果実外観のサビがやや散見されるが、着色良く、糖度は平均15度と「味はバッチリ」だという。果実の大きさも家庭によってはやや小玉果もあるものの、需要の高い28~40玉サイズが多い。センターの選果・出荷日量は800から1200ケース(1ケース=10kg)で、JAでは、通常出荷品の確保にむけて、改めて出荷規格に沿った生産者段階の選果の徹底と、適熟での収穫を呼び掛けている。出荷は、関西、中京、地元、関東方面の市場に、約32,000ケース出荷を目指している。