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ユーカリ出荷査定会/病気と出荷時期に気を付けて/JA上伊那振興花卉研究会 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 13, 2021 5:42:00 AM

JA上伊那振興花卉研究会は10月9日と11日に中部、北部、南部地区それぞれでユーカリ出荷査定会を開いた。本格的な出荷を前に同JA花卉指導員が出荷時期や選別、箱詰方法などについて説明。このうち、11日にJA上伊那駒ヶ根花卉選花場で開いた南部地区の査定会には生産者28人が参加した。
ユーカリは同研究会が遊休農地の活用のため、栽培振興している作物。花束に添える葉として需要があり、管内で栽培されたユーカリは品質が良く市場での評価も高い。また、管理も比較的手軽で、ある程度収穫時期を選べるなどのメリットもある。
昨年の病気の発生を踏まえ、今年は適期の消毒を呼びかけ、品質の良いユーカリとなった。
査定会では収穫時期について、今年は圃場の水分が多く、また日中の気温が高い状態が続いているため、継続的に新梢が伸び続けている圃場が見られる。伸びが止まっていないものを収穫すると、先端が垂れてしまいクレームの原因となるため、2年目以降の株は10月20日以降、今年定植したものは11月以降を目安とし、寒くなってからの収穫を呼びかけた。
説明を担当した花卉指導員は「病気と収穫時期に気を付けて品質の良いユーカリを出荷してほしい」と期待した。
管内では現在、約70人が6品種を生産している。出荷最盛期は11月となる見込みで主に関西方面へ出荷される。