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たわわに実る稲穂を収穫 児童が体験 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 5, 2021 1:09:00 AM

安曇野市の豊科南小学校4年生110人は10月4日、同校に隣接する地元農家所有の約3アールの田んぼで稲の収穫とはぜ掛け作業を体験した。
児童らは、JA職員や行政関係者らに刈り取り作業のポイントを教わりながら1株1株手鎌で刈り取り、4~5株ごとひもで束ねた。アルミの棒を2~3本組み合わせて支柱を作り、そこに長い丈夫な木の棒を縛り付けて作った「はぜ」に稲の束を掛けようと両手いっぱいに抱えて、一生懸命運んでいた。
初めて稲刈り体験をした児童(9)は「鎌で刈るたびにザクザクといい音がして楽しかった。おにぎりを作って食べるのも楽しみ」と嬉しそうに話した。
「はぜ掛け」は湿度の低い秋の日差しの下で米を1週間~2週間ほど天日干しする。米を干すことでアミノ酸と糖の含有量が高くなり、また、稲を逆さまに吊るすことで、わらの油分や栄養分、甘みが最下部の米粒へおりて、栄養とうま味が増すという。
同校では1週間ほど「はぜ掛け」した後、10月中旬に機械で脱穀し、12月上旬頃クラスごとにおにぎりを作り、新米を味わう。
JA豊科地域営農センターの萩原諭センター長は「農業を通じて命や食の大切さ、農業の楽しさを学んでもらえると嬉しい」と話した。