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実りに笑顔、楽しく稲刈り/金沢小学校5年生 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Sep 30, 2021 6:30:00 AM

茅野市の金沢小学校5年生19人は9月25日、5月に田植えをした同校近くにある田んぼ(約10アール)で稲刈り行った。栽培管理をするJA理事の矢島知子さんと喜久雄さん夫婦、JA茅野中央支所職員ら支援のもと鎌を使って稲刈り・はぜかけを行った。
同支所の地域と連携した食農教育活動の一環として、今年度から同校の稲作を支援しており、この日は地元住民や保護者、JAがゴールドスポンサー契約を結んでいるサッカーJ2松本山雅FCの小澤修一チーフも応援に駆けつけ、作業をサポートした。
矢島理事から、稲刈りを安全に行うために、稲刈り鎌の扱い方や刈り取った稲の束ね方などの説明を受けた後、数人のグループに分かれ作業を開始。「刈り方や結び方はこれでいいのかな」「うまくなったね」など互いに声を掛け合いながら協力して、半年間大切に育てた米を一株一株丁寧に収穫した。
小林樹さん(11)は「初めての稲刈りは大変だったけど楽しかった。できたお米を一粒でも大切にして、味わって食べたい」と笑顔で話した。
矢島理事は「子どもたちの楽しそうにやっている姿や声が聴けてとてもよかった。毎年、家族や地元の方がこどもたちの育てるお米を楽しみにしている。今回経験したことを忘れずに米の大切さを感じてほしい」と話した。
収穫した稲は2週間ほど天日干し、脱穀をする。脱穀は機械を使用するほか、児童が考えた脱穀の方法でも行い、販売も検討している。