JA上伊那と上伊那農政対策委員会は伊那市の「伊那市子どもの未来応援事業」に協力し、毎月40kg(最終月は60kg)、年間で500kgの米を「フードバンクいな」を運営する伊那市社会福祉協議会へ無償提供する。9月27日には伊那市役所で贈呈式が行われた。
同JAは伊那市の取り組みに対し、JAグループが取り組むSDGsの基本的な考えに合致することや、同委員会が行う食農教育としても取り組むべきと判断し、「伊那市子ども未来応援隊」に登録。食材の無償提供を行うこととした。
同日は、JA上伊那の組合長であり、上伊那農政対策委員会の委員長を務める御子柴茂樹組合長が白鳥孝伊那市長、市社会福祉協議会の篠田貞行会長のもとを訪れ、同JAのプライベートブランド「伊那華の」シリーズである「伊那華の米」40kgを手渡した。
御子柴組合長は「上伊那の生産者の気持ちがこもった米を食べた子どもたちが、地元農産物のありがたみを感じて元気に成長し、地域に土着したいと思えるよう、食農教育の一環として活用してほしい」と話した。
白鳥市長は「毎日食べる米をたくさんいただけることは大変ありがたい。子どもたちが成長しても地元でくらし続けられるよう事業を進めていきたい」と話した。
提供した「伊那華の米」は月に1回実施している「カレー大作戦」などで活用する予定。