県内JAの話題

りんご中生種 出番

作成者: いいJAん!信州|Sep 24, 2021 1:51:00 AM

JAグリーン長野で、リンゴ中生種「秋映」の出荷が本格化する。生育期の高温で熟期が早まり、当初予定よりも3日早く24日より集荷を開始。4月の凍霜害で中心花の欠落が多く、果実表面のサビ痕や変形果の多発生も懸念することから、特別規格を設定し、別荷受けによる安定価格販売による生産者手取りの確保をめざす。
りんご部会生産者を対象に9月22日、4会場で「秋映・シナノスイート・陽光 収穫講習会」を支部・地区ごと開催。長野市篠ノ井の塩崎旧共選所会場には生産者40人が出席した。会場では営農技術員が、選果の見本となる果実を示し、通常規格、特別荷受け対象、格外の目安を説明。通常規格の間口をできるだけ広げ、特別荷受けを行うことによって生産者手取りの確保につなげる考えを示した上で、JAへの積極的な出荷と生産者段階の一次選果の徹底へ協力を求めた。生産販売部担当者は、「本年は、気象災害にとても悩まされる年となった。そんな中、頑張って栽培していただいたリンゴを1つでも多く、また、少しでも高く販売し、農家の皆さんの栽培意欲を維持していきたい。」と話している。
JAりんご部会の中生種主力となる「秋映」は10月上旬まで、シナノスイートは10月下旬までの出荷を見込む。市場出荷のほか、直接販売による「りんご3兄弟」のセット販売、インターネット(JAタウン)販売なども行い、生産者手取りの確保につなげる考え。中生種の市場出荷は、関西・中京・地元・関東方面へ94,000ケース(1ケース=10kg)を予定する。