県内JAの話題

生産意欲を高めよう ナシ・南水品評会

作成者: いいJAん!信州|Sep 22, 2021 2:16:00 AM

JAグリーン長野は9月21日、特産果樹部会梨専門部の生産者を対象に、梨の品評会を初開催した。専門部員の生産意欲の向上をはかるべく、生産者の提案により企画。出品・審査基準を設け、ナシのうち生産量が多い「南水」を対象品目にし、専門部員を出品の対象にして、積極的な参加を、部会の協力のもとで呼びかけた。
品評会を営農センター(長野市篠ノ井)で開催し、専門部の小山英壽専門部長と営農技術員、生産販売部担当が出席。今回は、果重を450グラムから550グラム内、糖度15%以上の果実を審査対象に設定。生産者11人から1セット4個・計44個のナシが出品され、重量、着色、硬度、糖度、食味、欠点の有無など、予め設定した審査基準に基づいて厳正に審査を進行。結果、最上位のJAグリーン長野組合長賞に、宮澤仁美さん(同市真島)の出品した梨を選んだ。小山英壽専門部長は「初めての企画だったが、大勢の生産者に協力してもらい感謝している。改めて当地の特徴である"無袋・南水"の糖度の高さと食味の良さを実感したので、栽培意欲の向上につなげていきたい」と話し、次年度以降、部会主催として開催していきたい考えを示した。
JAでは、今年を試験的開催として、部会と部会行事としての開催や審査方法・時期などを検討し、次年度の部会事業に組み込めるように提案する考えだ。