地域の特産物をより身近に「くだものの里まつかわ」でりんごの食育

JAみなみ信州
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自分の選んだりんごにシールを貼る児童

JAみなみ信州松川支所は下伊那郡松川町の子白農園、松川中央小学校とりんご栽培の食育活動を行っている。31日は同校3年生82名が参加し、同農園でりんごに模様を付けるシール貼りの作業を行った。今年度はこれまでに摘果作業、経過観察と2回農園での学習をしてきた。
松川町は「くだものの里」と呼ばれ果樹栽培が盛んな地域で、また町内に高速道路の松川インターチェンジがあることからアクセスも良く観光農園も多い地域。この食育活動は4年程前、同小学校が「"くだものの里"で育つ子供たちと地元特産のりんご栽培がしたい」と同JAに相談したことから始まり、当時同校に子供が通っていたこともあり同園が農園を提供。当初は少人数で始まったが、最近では3年生の学年全体で地元の特産物の栽培を学んでいる。
作業を始めるにあたり同園園主の子白渉(こしろ・わたる)さん(48)とJA営農部果実柿課の今井悠哉(いまい・ゆうや)技術員から作業内容や注意点などを説明。しっかりと模様を付けるため、木の外側の日当たりの良い位置のりんごを選ぶよう指導した。
児童たちは1人2枚ずつイラストや文字を書いたオリジナルのシールを用意。どのりんごに貼ろうか吟味しながら、りんごの丸みに沿って丁寧にシールを貼った。シール貼りのあとはりんごの生育を観察し記録した。作業を終えた児童は「出来上がりが楽しみ」「日当たりの良い高いところにシールを貼れた」など口々に感想を話した。
子白さんは「このような食育活動を通して子供達には幼いころから農業を身近に感じてもらいたい」と話し、その一方で「果樹園の多い地域で育つ子供たちに防除の大切さや安全対策についても学んでほしい。地域や保護者にも防除について理解してもらえたら」と話した。子白さんは同食育活動の中で防除や安全対策について児童に説明しており、これからも繰り返し伝えていくという。
同校3年生担任の伊藤章子教諭(45)は「自分たちの地域の特産を学ぶこのような食育活動はとても大切なこと。家で農業をしている児童もい多いので農業に興味を持ってゆくゆくは担い手になるかもしれない。子白農園、JAの皆さんにご協力いただいて貴重な経験をさせてもらえてありがたい」と話した。
指導した今井技術員は「子どもたちの元気な姿は地域を元気にしてくれる。収穫まで子供たちと成長を見守っていきたい」と話した。
同校では今後、葉摘み作業、収穫作業を体験しまとめの会を行う予定。