県内JAの話題

ブドウ新品種 クイーンルージュ出荷/初年度2,500ケース目指す

作成者: いいJAん!信州|Sep 15, 2021 7:09:00 AM

JAながのはブドウの新品種「クイーンルージュ」の出荷を始めた。同品種は長野県果樹試験場が赤系品種「ユニコーン」に「シャインマスカット」を交配して育成。皮ごと食べられる種なしの赤色大粒種で糖度が高く、歯切れがよく穂のかにマスカットの香がする味わいが特徴だ。JAでは初年度出荷2,500ケース(1ケース5キロ)を見込んでいて関東、関西などに出荷する計画。
「クイーンルージュ」は県が登録した商標名で品種名は「長果G11」、2019年から同JA管内でも栽培がはじまり今年から本格的に出荷する。同JA須高ぶどう部会の神田文雄部会長は「今年初収穫となる、新種で栽培方法が確立されていないためどうなる事かと心配していたが、糖度も20%まであがり仕上がりは良さそうだ」と胸をなでおろす。
9月15日、同JA須坂共選所には100ケースが生産者から持ち込まれ、技術員が出荷規格に沿った糖度、色合い、品質を慎重に確認し選果が行われた。9月下旬から最盛期を迎え10月中旬まで続く予定。
JAでは同品種の高い話題性とともに管内産のブドウ全体の販売拡大を強めて行きたい考え。