県内JAの話題

毎年恒例「長生きまんじゅう」 長生き願い1000個作成

作成者: いいJAん!信州|Sep 14, 2021 7:20:00 AM

安曇野市内で会員制の有償在宅福祉サービスを手掛ける「特定非営利法人JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしん」は13日、同市南穂高の事業所内で利用者に大人気の「長生きまんじゅう」を作り始めた。
地場産の食材にこだわり、健康で自分らしく長生きして欲しいとの願いを込め、作り始めて18年目になる。16日までに約1000個作り、地域の利用者などに配布する他、根強いファンが多い事から一般販売も行う。1パック2個入り。
カボチャやささげ小豆、重曹、砂糖などを交ぜて丁寧にこねたあんを安曇野産米使用のα米粉などで作った皮で包み、冷蔵庫で約10時間寝かせた。
冷蔵庫から取り出したまんじゅうを蒸し器で13分蒸し、メンバーがうちわで仰いで冷ませてから包装。地域の利用者の人数を確認しながらテーブルに並べ、配達の準備をした。
このまんじゅうは食文化史研究家の永山久夫氏から「長野県は紫外線を多く受ける地域のため活性酸素を体内に溜めてしまう。健康を保つためには、カボチャや小豆などの抗酸化成分を取ることにより老化を防ぐことが出来る」という教えから、メンバーらが知恵を出し合い、長い年月をかけて築き上げた。
池田陽子理事長は「長生きまんじゅうを食べて自分らしい暮らしができるよう願いを込めた。利用者のみなさんには元気に地域で活躍して欲しい」と期待していた。