県内JAの話題

管内各地でフードドライブ/昨年の経験を生かし、全会場で寄贈数が増える

作成者: いいJAん!信州|Aug 31, 2021 9:54:00 AM

JA信州諏訪女性部と各支所・営業所では今年度、「フードドライブ」を活発に行っている。部員や職員、来店客から野菜や缶詰、衣類や食器類などを収集。市町村や子ども食堂関係者を通じて、地域で必要としている人に役立ててもらう。
「フードドライブ」は、家庭で余っている食べ物などを持ち寄り、必要としている人に届ける活動。低コストででき、食品ロスにもつながる社会貢献として注目されている。
JAが持続可能な開発目標(SDGs)を意識し、本格的に取り組み始めて今年で2年目。初年度の昨年は認知度が低く、開催が農閑期だったこともあり、JA女性部事務局は「思うように品物が集まらない時もあった」と振り返る。今年は、女性部役員協力のもとチラシの配布や積極的な呼びかけをし、夏野菜がたくさん収穫できるこの時期に行うなど、改善を図ったところ、全会場で昨年を大きく上回る数の品物が集まっている。
同部湖北ブロック長地支部と岡谷市のJA岡谷支所長地営業所は8月27日、「岡谷で子ども食堂を真剣に考える会」(小口貴史会長)と岡谷市健康福祉部社会福祉課を通じて、地域の生活困窮者に届けた。
宮坂操支部長は「多くの部員に参加してもらい、驚くほどたくさんの品物が集まった。喜んでもらえればうれしい」と話していた。
同課の小口邦子課長は「コロナ下で、長期にわたって生活に困っている方がいる。保存がきいたり、かんたんに調理できたりする食材をいただけるのはとてもありがたい。皆様の思いを胸に、届けていきます」と感謝を伝えた。
同部原村ブロックと原村のJA原村支所は8月31日、原村社会福祉協議会を通じて、子育て世代の家庭を中心に届けた。
小林けさ子ブロック長は「今後も取組みを継続し、必要としている方々のお役に立ちたい」と話していた。
同会の小林庄三郎会長は「6月に続いて今年2回目ということで、活動を継続していただき感謝している。生涯福祉のために有効に活用させていただく」と感謝を伝えた。