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新野の「みなみ共選トマト」選果最盛期 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 25, 2021 3:00:00 PM

JAみなみ新州の下伊那郡阿南町新野にあるトマト選果場では選果の最盛期を迎えている。トマト専用の選果場は県内でも珍しく、今年度はおよそ90トンの選果を見込み10月末まで稼働する。新野のトマト「みなみ共選トマト」は甘くておいしいと評判で名古屋方面へ出荷している。
今年の生育状況は平年並みに順調で、雨と低温が心配されるが温度が上がれば色付きも進むことから今後の天候に期待しているという。
「みなみ共選トマト」はトマトの品種「麗夏」、「りんか」、「みそら」の3品種の総称。また「りんか」と「みそら」を合わせて「みなみトマト」として出荷している。取材した23日はみなみトマト431.8キロ、麗夏823.6キロを選果した。
選果場ではこの日5名の作業員が選果担当と箱詰め担当に別れ作業を行った。生産者毎に選果機にかけ、選果員が大きさやキズなどの状態からA~Cの等級別に選果し、熟度具合などを考慮しながらひとつずつ箱詰めした。作業員は次々とレーンに流れてくるトマトに合わせて作業場所を移動しながら手際良く作業した。
9年ほどこのアルバイトをしている作業員の女性は「人手がなかなか集まらず苦労するが、集まったトマトをきちんと出荷していくため頑張りたい」と話した。
同JA阿南支所営農課の北澤重信さんは「今年も今のところ例年通りの上々の出来。品質の良いものをたくさん出荷していきたい」と話した。