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トレーラーハウスの通夜施設を設置、小規模葬のニーズに応え | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 23, 2021 3:00:00 PM

(株)長野エーコープサプライとJAグリーン長野は8月18日、長野市稲里町のJA虹のホール稲里(JA更北支所)敷地内に、トレーラーハウスを活用した「通夜施設」を設置した。トレーラーハウスの活用は、県下JAでは初。参列者10人程度を収容できる2部屋(約12畳/1部屋あたり)を備え、近年増える小規模葬のニーズに応えたい考えだ。
同社によると、葬儀の形態が多様化し、自宅で通夜を行わない家庭や小規模で行う葬儀が増加。JA管内JA虹のホール(篠ノ井・松代・稲里)で行われる葬儀の7割程度が通夜施設を利用している。特にコロナ禍では、葬儀の小規模化・簡略化(直葬)などの形態が増え、通夜施設の不足が課題だった。そこで設置の初期投資が抑えられ、組合員・利用者にとっては利用費用も抑えられるものとして、トレーラーハウスを活用。既存の通夜施設と合わせて、利用者の希望に沿って活用するとともに、JA虹のホール稲里で行う葬儀以外に、篠ノ井や松代で行う葬儀でも要望や状況に応じて稲里の通夜施設を活用し、組合員の期待に応えていく考え。同社セレモニー東北信事業部林良夫部長は「ご自宅で行えない方にも、安心してご利用いただける"最後のお別れの場所"にしていきたい」と話した。JA生活部伊藤聡彦部長は「引き続き、組合員・地域の皆様の声をお聞きし、JAの葬祭事業をより良いものにしていきたい」と意欲を見せている。