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宮下一郎代議士との農政懇談会/活発な議論が行われる/上伊那農政対策委員会

作成者: いいJAん!信州|Aug 20, 2021 4:12:00 AM

上伊那農政対策委員会と上伊那農業者農政協議会は8月5日、伊那市のJA上伊那本所で地元選出の衆議院議員で自由民主党農林部会長を務める宮下一郎代議士との農政懇談会を開いた。米の需要調整や中山間地の農業については、今後さらなる厳しさを増すことが予想される中、上伊那地域の農業が抱える課題に対して地域の意見を国政に届け、反映させることが目的。
この日は同委員会の役員や協議会の役員、JA役職員、JA長野中央会など30人が出席。JA上伊那の組合長で同委員会の御子柴茂樹委員長は「米は地域の基幹作物として多くの組合員が生産している。宮下代議士に上伊那の思いをもって国政に挑んでいただけるよう、忌憚のない意見をお願いしたい」とあいさつした。その後は宮下代議士から「米政策の推進状況について」と「中心的な担い手、集落営農組織の抱える課題と活性化に向けた対策」の国政報告がされ、意見交換の場が設けられた。参加者からは「米の作付転換が行われている中で、MA米の輸入はいかがなものかと思う」、「コロナ禍の米の余剰に加えて、今年は豊作が予想される。価格の暴落が懸念されるがどのように考えているか」など意見が出された。宮下代議士は「MA米は加工用などで使用し、主食用には影響を与えないようにしている」、「生産量の増加分については対策を考える。JA上伊那の基幹産業が持続できないような事態は起こさせない」などと1つひとつの質問に丁寧に答え、活発な意見交換が行われた。