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「サンつがる」出荷間近 選果規格決定 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 12, 2021 3:00:00 PM

JAあづみりんご部会は11日、8月17日に初選果するリンゴの早生種「サンつがる」の出荷に向けて、松本市梓川のJA果実南部選果所で「リンゴ選果規格検討会」を開いた。
同部会役員やJA役職員、市場関係者ら約20人が参加。等級や熟度、着色などの選果基準、生育状況の確認、販売計画などを協議した。
JA営農経済事業部果実課の小林鷹文営農指導員は「春先の開花期に凍霜害にあったことで着果不足による減収やサビ果などの被害果が多い。一方、梅雨明け後は好天に恵まれ着色や熟度はまずまず」と生育状況などについて説明した。
JAが用意したサンプルのリンゴを見本に生産者である部会役員が中心となり、着色割合や熟度などを設定して、特秀から良までの4等級の規格を決定した。
株式会社長印松本支社の西澤智成支社長は「安曇野産のリンゴは、品質やうまさが他産地に比べてずば抜けている。消費者にも人気があり、売りがいがある。凍霜害の影響もこの目で確認できて良かった」と話し「製品はもちろん規格外品も全力で販売していきたい」と力を込めた。
同部会の二村賢二部会長は「凍霜害の影響は顕著だが、防除など出荷までに出来ることを当たり前にやっていく」と意気込んだ。