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加工トマト 出荷最盛期 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 11, 2021 3:00:00 PM

JAグリーン長野野菜部会ジュース用トマト専門部で8月中旬、「加工用トマト」の出荷が最盛期を迎えた。長野市松代地区と信更地区の個人農家や社会福祉法人などが栽培に取り組んでいるもの。ジュースやケチャップを手掛ける加工メーカー2社と契約栽培し、生産者の手取りの維持・向上と、労力軽減により、生産者の高齢化対策につなげている。
このうち、松代地区では、長野興農(株)に約153トンの出荷をめざし、7月23日から出荷をスタート。盆前と盆明けが出荷のピークだ。8月に入ってから、週6日の出荷日を設け、連日30ケース(1ケース=15kg)から多い時には150ケースが出荷される。盆前最後の集荷となった11日には40ケースが持ち込まれ、営農技術員が収穫物の状態を確認した。営農技術員によると、梅雨以降、現在まで高温環境が続き、例年よりも日焼け果の発生が多くみられている。ただ、長雨に苦しんだ昨年に比べ、品質良く、ロスも少なく済んでいるという。高温が続き、樹勢が弱まってきていることも踏まえ、枝分けをしすぎず、樹勢の維持による収獲期間の確保、また、適期の収穫作業に取り組んでいくことを生産者に伝えていくという。11日に品物を持ち込んだ生産者は「おいしいジュースにしてもらえるように、少しでも良いものを出荷できるように選別に注意していきたい」と話した。2地区合わせて、9月中旬まで、約194トンの出荷をめざすとともに、JAではさらなる生産者の確保に呼びかけていきたい考えだ。