JAグリーン長野若穂総支部の「セロリの会」は8月3日、長野市若穂のJA若穂加工所で「トマトケチャップづくり」を行った。会員5人が参加し、半日かけて加工トマト40kgを使って40本(450ml)を仕上げた。
このケチャップづくりは、若穂清水地区の農家や農家以外の女性を対象に、女性部活動を知り、加入するきっかけを作ろうと5年ほど前に、地区の女性部員が始めたもの。加工所を活用し、ケチャップやパン作りを行い、親睦を深め、女性部の成り立ちや活動を伝えて、理解を深めてもらいながら、加入促進につなげた。以降、ケチャップづくりが恒例行事として定着。一時は苗をみんなで分け合い加工用トマトづくりから始めた年もあったが、栽培が難しく、今年は会員の一人がまとめて栽培。ケチャップづくりの前日に、会員皆で収穫した。
作業は、加工トマトのほかタマネギやバジルなどを持ち寄り、香辛料を準備してオリジナルレシピで製作。「人に差し上げても喜ばれるし、すごくおいしくて毎年楽しみになった」と心を躍らせている。
活動を始めた女性部員は「ただ"女性部に加入して"と呼びかけるだけではなく、まず一緒に活動し、女性部についてや、歴代の先輩女性部員の活動のおかげでこういった施設が活用できることなども伝えて、ご理解をいただいて加入していただくと、より愛着もって活動していただけるのではないか」と話した。
JA女性部では現在、新型コロナウイルスによる活動の自粛、少人数活動を奨励しているが、女性部の絆を深める活動など、部員の要望に合わせて活動を再開している。会でも親睦と会員の確保へ、活動を行っていきたい考え。また、恒例のケチャップづくりは更北総支部でも6班で開催し、旬の活動にもなっている。