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野生きのこ出荷者講習会/きのこの見分け方を学ぶ/JA上伊那生産者直売部会 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 22, 2021 3:00:00 PM

JA上伊那の直売所へ出荷する生産者でつくる、同JAの生産者直売部会は8月19日、野生きのこの出荷者講習会を開いた。講師を務めたのは、長野県きのこ衛生鑑定士の伯耆原尊さんと丸山千代美さん。管内3ヵ所の会場を訪れ、合わせて68人の生産者に講習を行った。
このうち伊那市にある同JA本所で開かれた講習会には33人が出席。直売所に出荷する際の決まりや野生きのこについて学んだ。同部会では野生きのこを出荷する生産者は年1回講習を受けることを義務付け、出荷前に「野生きのこ直売所出荷届出書」を提出した生産者以外の出荷は認めていない。また、出荷できるきのこは「マツタケ」や「クリタケ」「マイタケ」などの19種類。乾燥させたものや水煮、塩漬けなどに加工していないもので、きのこの種類が分かる状態で出荷をするよう決まりを設け、出荷の際には細心の注意を払っている。
野生きのこは消費者に季節を楽しんでもらうことができるが、有毒きのこと間違えると甚大な事故になる可能性がある。講師からは資料を使いながら種類ごとの特徴や見分け方などが説明された。伯耆原さんは「少しでも不安のあるものは出荷せず、心配なことがあればすぐに相談してほしい」と呼びかけた。