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地元産の秋野菜用苗を販売/JAファーム各店舗 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 19, 2021 3:00:00 PM

管内の農業・園芸資材専門店「JAファーム」各店舗で、秋の葉物野菜苗の販売が本格化している。苗は「キャベツ」「ブロッコリー」「レタス」「サニーレタス」「ハクサイ」などで、すべて地元生産者が育苗したもの。品種も複数取り揃えている。購入後、すぐに定植でき、天候・品目によるがおおよそ50~70日後には収穫できる見込み。
今年は8月上旬の酷暑、盆の大雨などの天候不順の影響で、畑の準備が遅れている農家が多く、例年の販売状況に比べると、ゆるやかな出だしとなった。しかし、JAファーム茅野店の五味正宏店長によると「地元のベテラン生産者が育てた苗は品質がよく、消費者からの信頼も厚い」とのこと。下旬以降の天候回復、さらなる売り上げの向上が期待される。
同店では、店舗入口に特設ブースを設けている。日差し除けのため、遮光ネットを設置。また、職員が毎日2回の水やりを欠かさずに行い、苗の品質保持に努めている。
茅野市の女性(83)は「これまでは種から栽培していたが、高齢になったため苗を購入しに来た。地元で良い苗を手軽に購入できる場があり、ありがたい」と話し、キャベツやブロッコリーなどの苗をカゴいっぱいに買い求めていた。
同店の平林敦樹担当は「適度なかん水や病害虫の防除を徹底してもらえれば、立派でおいしい秋野菜が収穫できる。栽培のことなど、わからないことがあれば気軽に相談してほしい」と呼びかけている。
販売は、9月上旬頃まで行う。10月中旬頃からはタマネギ苗を販売する予定。