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上伊那果実選果場開場式/70人体制で受入 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 19, 2021 3:00:00 PM

JA上伊那は8月20日、箕輪町の上伊那果実選果場の開場式を行った。7月中旬から桃やリンゴの極早生種の出荷のため、一部は稼働を始めているが、本格的な果物の出荷シーズンを迎えるにあたり、注意事項や新型コロナウイルス感染症対策の申し合わせなどを確認した。
開場式にはJAの御子柴茂樹組合長や果樹部会の役員、選果場の作業員など約70人が出席。御子柴組合長は「厳しい生産状況の中で生産者が丹精込めて育てた果物がようやく出荷を迎えた。品質を落とさないよう大切に扱い、消費者のもとへ送り出す役目を担ってほしい」と期待した。
式後にはさっそく生産者が持ち込んだ「シナノリップ」と「幸水」の選果作業を開始。出荷規格に基づき、色や形、傷の有無などを選果員が1玉ずつ目視で確認。選果ラインへ流した果物は糖度や熟度などを測る選果機によって計測した後、等階級ごとに箱詰めし、主に中京方面の市場へ出荷した。今年は70人体制で12月中旬まで作業にあたり、上伊那全域から集まる、桃やリンゴ、梨など合わせて約2,100トンの出荷を計画している。
同選果場の兼子敦場長は「リンゴは品種によって、春先の凍霜害の被害を受けた。規格外となってしまったものも有利販売につながるよう対策していく」と意気込んだ。