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「ナガノパープル」初出荷 ぶどう全体で5,390ケース出荷予定 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 26, 2021 3:00:00 PM

安曇野産ぶどう「ナガノパープル」の出荷が27日始まった。同課によると 21年度は7~8月の降雨により、管内をはじめ県下でべと病の発生が相次いでいるという。それでも、玉張りや着色は良好で、出荷ピークを迎える9月下中旬には糖度が18度を超えてくる見込みだ。
この日は6ケース(1ケース=5キロ)を県内や首都圏、関西などの市場に出荷した。2021年出荷計画は前年比146ケース増の1,450ケース(1ケース=5キロ)、9月1日から出荷が始まる「シャインマスカット」や「巨峰」、「ピオーネ」など、ぶどう全体で計5,390(同)ケースの出荷を計画している。
出荷に先立ちJAあづみぶどう部会は24日、安曇野市三郷のJA果実中央選果所構内で露地物「ナガノパープル」の出荷目ぞろい会を開いた。生産者やJA職員ら約20人が参加。営農経済事業部果実課の小林鷹文営農指導員が出荷規格や荷造り規格、等階級規格、販売方針などを細かく説明し「荷造りや製品の等階級規格が他の品目に比べ、かなり細かいのでよく確認してから出荷して欲しい」と呼び掛けた。
生産者がナガノパープルのサンプル品を持ち寄り、房肩や房先の糖度、粒の大きさ、着色、重量などを確認。品質を高めるため、生産者同士で情報交換した。
細田昭彦部会長(62)は「一房一房大切に育ててきた。ここ数日の雨により果実の裂果が心配だが、安曇野産ぶどうを多くの消費者に届けるため、状態をしっかりと見極め出荷していく」と意気込んだ。