JA上伊那の生活部会伊那地区連絡協議会は7月15日、伊那市にあるJA本所で伊那地区部会員研修会を開いた。午前と午後の2回に分け行い、合わせて40人が参加。発酵食品について学び、塩こうじ、しょう油こうじ作りを体験した。
例年はバスに乗り、エーコープ商品を製造する県内の企業を中心に見学を行っていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で昨年は中止。今年はリモートで食品メーカーの社員から発酵食品について学んだ。
午前の部には17人が参加。はじめに、健康に良いと注目されている発酵食品について説明がされた。その後、ペットボトルに材料を入れ、振って混ぜるだけでできる塩こうじ、しょう油こうじ作りを体験。参加者はペットボトルを振りながら楽しくこうじ作りを行った。
参加者は「塩こうじはいつも市販のものを使っているので、自分で簡単に作れるのはうれしいし、安心して使える」「塩こうじは使うが、しょう油こうじは使ったことがない。味の違いを楽しみたい」と笑顔で話した。
今回作ったものは各自持ち帰り、毎日振って混ぜるなど管理をする。夏場の気温の高い時期なら10日ほどで発酵し使用できるようになるという。伊那支所組合員組織課くらしの活動相談員の清水美香係長は「資料としてこうじを使った料理を紹介した。参考にしてレパートリーを増やしてもらえれば」と話した。