コギク本格化前に

JAグリーン長野
「コギク本格化前に」の画像
収穫目安「つぼみの色」について講師から説明を受ける生産者

JAグリーン長野花き部会菊専門部で7月下旬、量販店向け「コギク」の出荷が本格化する。JA全農長野を通じ、市場との相対取引期間を7月1日から8月10日に定め、盆需要に即して重点的に出荷。定年帰農者や花づくり初心者も取り組み、品質統一・向上に力をいれ、生産者の手取りの確保・向上をめざしている。
本格化に合わせ7月15日、全専門部員を対象に長野市篠ノ井の東部青果物流通センターで目揃会を2回に分けて開催。JA営農技術員とJA全農長野講師が、重点販売期間中の取り組み方針、収穫、荷造りの注意点などを説明した。講師は、「咲きすぎ」を防止し、1本でも多く出荷・手取りにつながるよう、「畑でつぼみを見て色がわかる程度の硬さで収穫すること」や「2日に1回の収穫間隔をめざすこと」など、収穫時の見極めのポイント、収穫のピーク時期に1,000本以上を出荷していくための効率的な作業、花の品質を保持する対策を説明。長年出荷に取り組む生産者は、うなずきながら、新規出荷者や経験の浅い生産者は詳しくメモを取るなどし、理解を深めた。相澤耕市副専門部長は「生産者仲間も増え、小菊栽培が浸透してきた。洋花の需要が多いが、小菊もぜひたくさん使っていただけるよう、皆でしっかり出荷していきたい」と話した。
量販店向けコギクは、予め実需者が使いやすいような草丈に仕上げるもので、花きのなかでも栽培が比較的容易で労力も少なく、小面積から栽培でき、軽量のため、女性や高齢の農家でも栽培しやすく、かつ契約栽培で安定価格で販売できることも魅力の一つ。
生産者の多くは、花き他品目や野菜・果樹等他品目との複合栽培者も多い。収穫時期前後に新規栽培希望者向け講習会等を開き、積極的に生産者の募集に取り組み、毎年新たな生産者を迎えている。7月8日の初回出荷から14日までの出荷量は約2万本、7月23日から連日集荷を行い、50万本の出荷をめざす。