JAみなみ信州は、5日、飯田市鼎の同JA本所で同JA役員、令和3年度新採用職員10人の正職員辞令交付式を行った。
同JAの寺沢寿男組合長は、3カ月の見習い期間を終え正職員として新たなスタートを切る新採用職員1人ひとりに辞令を手渡し「よろしくお願いします」と声をかけた。
新採用職員を代表して2人が見習い期間3か月を振り返る体験発表を行った。
同JA営農部農産課係の原田沙葉(はらだ・さわ)さんは営農技術員として配属され、農家の営農指導が主な業務。学生時代から営農技術員を志していたという原田さんは「この3か月間は憧れていた職業へ誇りと期待を持つ一方で、自分の持つ技術や知識では全く追いかず、焦りや不安を感じる日々でした。その中でも頑張れたのは憧れの先輩や職場の先輩、上司、農家の皆さんの温かい言葉に支えられたからです。今後は農家のみなさんに寄り添い、知識や技術を身に着けるとともに自分自身が温かい人になれるよう努力していきます」と抱負を述べた。
また、この3か月間毎日が発見と学びの日々だったという同JA松尾支所総務信用課係の征矢野勇海(そやの・いさみ)さんは共済のライフアドバイザーとして配属され、組合員の万が一の保障のサポートが主な業務。「JAの利用者、またそうでない方にも営業活動を行い多くの地域の皆さんにJAをより利用してもらえるにはどうしたらいいか模索する日々です。今後は地域の方のニーズを敏感に感じ取り先駆けて提案をしていけるよう自己研磨に励んでいきます」と決意を述べた。
寺沢組合長は「この地域で作られる農畜産物やそこで営農に励む組合員を基盤にJAの総合事業があることを忘れず、その上でいろいろな仕事を経験しながら成長していってほしい。皆さん10人の成長がJAの成長につながる。高い理念を持って前を向いて進んでいってほしい」と激励した。