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プルーンの出荷始まる | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 6, 2021 3:00:00 PM

JAみなみ信州産のプルーンの出荷が1日始まった。
松川町の久保田俊治(くぼた・しゅうじ)さん(79)のお宅ではおよそ23年前から15アールの園地でプルーンの早生品種オパールを栽培している。久保田さんの作るプルーンは鮮度の証である果実表面の白い粉「ブルーム」がしっかり付いた状態で毎年出荷され、同JA販売担当からの信頼も厚い。
収穫間際となった5日、久保田さんは仕上がり具合を確認し、「今年は開花が例年より早かったために梅雨が明ける前に収穫になりそう。日照不足により色付きが遅れているが、量はたくさんなっているので今後の天候に期待している」と話した。
同JA管内で栽培する早生プルーンはオパールとアーリーリバーの2品種で、同JAプルーン栽培の主力品種。JA営農部によると豊作だった去年の裏年にあたる今年度は、アーリーリバー5,490パック(1パック400g)(前年比92%)、オパール8,240パック(1パック400g)(前年比79%)の出荷を見込んでいる。今年は天候に恵まれ昨年より開花時期が8日早まり、着果も良く病気や虫の被害も少なかった。早生種の出荷ピークは14日頃で、中晩生品種へと続き7月いっぱいの出荷を予定している。
同JA営農部プルーンチーフの片桐俊太郎技術員は「早生プルーンは梅雨時期の収穫となり天候に左右されてしまうが、生産者が丁寧に育ててきたプルーンを適期収穫しておいしく食べてもらえるように指導に励んでいきたい」と話した。