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ブロッコリーの収穫/品質良好/JA上伊那管内 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 30, 2021 3:00:00 PM

JA上伊那管内で主力品目であるブロッコリーの収穫が行われている。今年は3月から4月にかけて高温傾向だったことから、例年より1週間ほど早い収穫となっている。また、今年は病害虫の被害も少なく品質は良好だ。
伊那市富県の中村一さん(74)の圃場でも5月18日から収穫が始まり、約3ヘクタールの圃場で収穫作業が行われている。1日で多い日には253ケース、平均でも約100ケース分(1ケース15株)を収穫している。収穫後は虫や病気がないか丁寧に確認し、発泡スチロール箱に詰める。翌朝、伊那市の富県集荷場へ出荷となる。中村さんは「今年は成長が早く収穫するのが大変。適期を逃さないよう作業を進めていきたい」と話した。
JA野菜部会の春富地区の役員を務めている中村さんは、先進地の視察会を自ら計画するなど精力的に活動している。「いいところは積極的に取り入れて上伊那全体で前進していきたい」と笑顔で話した。
同JA管内は春と秋の2回ブロッコリーの収穫期があり、春作型では201戸が5094ヘクタールで栽培。8月上旬まで収穫が続く予定。春と秋合わせて約76万3000トンの収量を目指す。