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女性部グループ「Spica(スピカ)」 小麦で農食一貫の食育活動 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 28, 2021 3:00:00 PM

JAみなみ信州女性部喬木支部のフレッシュミズグループ「Spica(スピカ)」は23日、喬木村の喬木第一小学校六年生を対象に、同校近くの8アールの圃場で麦刈り体験を行った。
「自分が作った小麦でパンを作りたい」と遊休農地を活用し7年前から小麦づくりを始め、翌年には収穫した小麦を使った同校6年生のピザづくりを開始。現在も継続している。同グループは同校の食育を始めた当初から、栽培(農)と調理自習(食)の一貫した食育授業がしたいと考えていたが、それまでの圃場が学校からの距離もありなかなか実現には至らなかった。昨年、同校近くの遊休農地を借りることができ、同校の協力もあってようやく実現した。
同学年は昨年11月の種まきに始まり、2月の麦踏みや草取りなどを手伝い、この日の麦刈りを迎えた。この日、クラスごとに分かれ、6年2組の児童23人は鎌を使った麦刈りと機械で行う脱穀の手伝いをおよそ1時間作業した。昨年5年生の授業で米作りを経験していた児童は鎌の扱いも慣れていて横一列に並んでそれぞれに刈り取り作業を行った。
作業を終えた大原颯真君(11)は「お米より細くて刈りやすかった。小麦が作れたことが貴重な体験なので、できればみんなで食べることもしたい」と話した。
スピカ代表の橋本裕香さんは「みんなで頑張ってやっと収穫できた小麦なので、収穫した小麦を使ったピザづくりが調理実習でできると嬉しい」と話した。
6年2組の曽根原亮教諭は「小麦が成っていることを見たことがない児童が多いので、本当に良い経験をさせてもらっている。製粉して普段見る小麦になるまでの経過など、児童がどのように学びとっていくか楽しみです」と話した。