JA佐久浅間は、組合員サービス向上を目的に昨年10月から試験運用を始めた組合員専用の「生産資材受注サイト」をリニューアルし、6月から「JA佐久浅間生産資材e-shop」として本格運用を始めた。
JAでは事業改革の効率化戦略の一つに生産資材の予約注文の改善を掲げ、サイトの普及をさらに進めて組合員サービスの向上と業務の効率化を図る。
昨年12月にサイト利用者から約70人を抽出し、アンケートを実施。利用頻度や使用端末、サイトのレイアウトなどの項目で得た回答をもとに、営農経済部生産資材課と企画総務部事業改革推進課の担当職員らが改善ポイントを洗い出し、組合員からニーズが高かった予約注文時のクレジットカード決済対応、ユーザー体験をゼロから見直すことで使い勝手を追求したユーザーインターフェイスを提供するなどのリニューアルを実施した。
現在、サイト登録者は185人。JAでは今後も利用者から寄せられる要望を踏まえ、使い勝手の向上を図る方針だ。
アンケート結果を分析しリニューアル作業の中心を担った事業改革推進課の荻原文彦係長は「試験運用のアンケートで多くのご意見やご要望をいただき、サイトへの期待の大きさを感じた。農家所得の向上に向けて事業改革をさらに推し進め、積極的なサービスの提供に努めたい」と話している。