JAみなみ信州産のすももの収穫が始まった。
「もぎたての熟したすももをかじりながら収穫するのが農家の醍醐味」と話すのは飯田市川路の清水秀子さん(63)。清水さんの農園ではすもも全体の9割以上を占める品種「大石早生」を栽培しており、17日に今年初めての収穫を行った。「今年はなりも良くいい仕上がり。今年は量が多いと覚悟していたので、来週1週間は天気とにらめっこしながら頑張って収穫したい」と意気込みを語った。清水さんは20年程前に親から農業を受け継ぎ、花を栽培する傍らおよそ5アールの農園ですももを栽培している。繁忙期には夫の茂さんも協力し、夫婦で出荷していく。
同JA営農部によると、今年の生育状況は春先の凍霜害も少なく、花の開花時期の天候にも恵まれ順調に進んでおり豊作が期待される。主に中京や関西方面に出荷され、例年比116%の12トンの出荷を見込んでいる。
同JA営農部果実柿課の後藤知輝技術員は「生産者の皆さんがしっかり管理されているので今年は品質も良く期待している。このまま順調に収穫し出荷できることを願っている」と話した。
同JA営農部販売課の伊藤謙三主任は「県内のすもも出荷のトップをきるため市場からの期待も高い。生産者の皆さんにはたくさん出荷していただき、少しでも高く販売していきたい」と話した。