JA上伊那管内で5月28日から大麦「ファイバースノウ」の刈取りを開始している。今年度の大麦の作付面積は約180ヘクタールで、約630トンの収量を見込んでいる。6月7日現在で47.8%の刈取りが終了しており、6月中旬まで行われる予定だ。
今年は暖冬傾向だったことから例年より10日ほど早い刈取りとなっているが品質は良好だ。また、作付面積が前年対比で7%増加したことや、全体的に穂数が多いことから収量も前年に比べて増加している。
8日には飯島町にある株式会社本郷農産の従業員3人が刈取り作業を行った。同社では1.8ヘクタールで大麦を栽培。同社の圃場以外にも11ヘクタールの刈取りを委託されており、全ての圃場を6日間で刈取る予定。社長の中島勝幸さんは「今が刈取り適期。面積が広い分、この時期を逃さないよう計画的に刈取りしたい」と話した。
管内で刈り取られた大麦は宮田カントリーエレベーターに持ち込まれ調製される。調製後は県内外に向けて出荷され、主に麦茶の材料として使われる。