JA上伊那は6月5日と6日の両日、世代別女性講座「フレッシュミズファームスクール」の第2回講義を開いた。
フレッシュミズは、管内の20歳~45歳までの組合員の女性、またはその家族を対象に、食と農・健康・くらし・文化を楽しく学び、仲間の輪を広げていくことを目的に、毎年内容を変えて開催している。今年から「フレッシュミズファームスクール」に名称を変更し、食と農の学びの体験型スクールとした。自身で農産物を育て、農を知ることで、食生活を豊かにしていくことが狙い。今年は10人の参加申し込みがあった。
今回は宮田村で梅を栽培し、梅漬けの名人でもある新谷秀子さんを講師に招き、2日間かけて「カリカリ梅づくり」と題して、宮田村の伝統的な方法で2種類の漬け込みを行った。初の試みとなったリモートには4人が参加。1日目は下準備として、小梅に塩をもみこんで1日置くまでを講義。新谷さんは「塩もみまでがスピード勝負。小梅の鮮度が落ちないうちに手早く行うこと」、「塩もみで出た白梅酢は捨てずに残しておくように」などと説明。参加者は自宅から新谷さんの手元を確認しながら作業を行った。2日目にはしそもみや梅割りを行い、保存袋へ入れ漬け込んだ。
2日間を通して新谷さんは「梅漬けの楽しさが伝わり、ファンになってもらえれば」と期待した。
なお第1回は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止とし、予定していたかぼちゃの植え付けは事務局が参加者に代わり植えた。今後は10月まで月1回のペースで、かぼちゃの収穫や花の寄せ植えなどを学ぶ予定。