ブロッコリー生産量長野県1位を誇るJA佐久浅間管内で出荷が最盛期を迎えている。春作のピークは6月中旬から7月上旬で、JA全体で連日1万ケース(1ケース4キロ換算)以上の出荷が続く。主な産地は小諸市、御代田町、東御市(北御牧地区)で11月末までに市場販売額22億円の達成を目指す。
今年は春先の低温と干ばつの影響が懸念されたが、順調に生育し、品質と量ともに例年並みに推移している。
小諸市耳取のあさま西部営農センター三岡事務所集荷センターでは、検査員ら10人体制で生産者が持ち込んだブロッコリーの荷造りや品質をチェック。共選用のスチロール箱に入ったブロッコリーに薄く軽量な氷を敷き詰め、鮮度を維持した状態で市場に配送する。
三岡事務所の小宮山和宏所長は「生産者の努力で今シーズンも出来栄えは上々。出荷規格を統一し、安定した品質のブロッコリーを市場に届けることで有利販売につなげたい」と話している。