JA上伊那が管内の小学5年生を対象に毎年行っている「JA上伊那お米学習教室」が今年も各小学校で始まっている。
「JA上伊那お米学習教室」は小学校におけるお米やごはん食の理解と食農教育の推進を目的に行われており、今年は管内24校1194人参加。地元農家や保護者らの協力のもと田植えから収穫までの一連の作業に取り組み、米作りの苦労や収穫する喜びを学ぶ。
6月2日には南箕輪小学校の児童141人が学校近くの水田約6.5aにもちひかりの苗の手植えを行った。横1列に並び、間縄の目印に沿って直線になるよう丁寧に作業した。児童らは最初、泥へ入ることを躊躇している様子だったが、1度入ると楽しんで田植えをした。
初めて田植えをした児童らは「泥が気持ちいい」「転びそうになったが、上手く植えることが出来た」など元気に話した。
毎年同校に米作りを教えている山﨑文直さんは「こういう体験をする子田が少ない中、この教室を通してお米を作ることの大切さを理解してもらいたい」と話した。
田植え後は2回の観察会を開き、同JAの営農指導員が生育状態の説明を行う。10月には稲刈りを手刈りで行う予定だ。