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収量に期待高まる、受入れに向け準備が進む | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 19, 2021 3:00:00 PM

JA上伊那と上伊那農業農村支援センターは管内で栽培されている大麦「ファイバースノウ」の圃場巡回を5月11日に行った。生育状況を調査し、刈取計画の調整を行うことが今回の目的だ。
巡回で営農センターの米穀野菜担当者や米穀施設担当者、同支援センターの職員など合わせて14人が参加。管内の中川、飯島、駒ヶ根、宮田の生育の早い圃場5カ所を回り、大麦の様子を観察しながら意見を交わした。朝晩の気温の低さから凍害が確認されたが、全体的に穂数が多く収量に期待ができる。また、今年は暖冬傾向だったことから平年より10日ほど生育が進んでいる。
巡回後にはJA宮田支所で収穫適期の判定やカントリーの受け入れ日程を決める会議が行われた。現在の生育状況や作付面積が前年対比で7%増加したことから、昨年より1週間以上早い5月27日から収穫を始めると計画した。また今年度から、営農センター担当者と施設担当者の連携がとりやすいよう「協業別刈取り計画書」を活用し、雨の影響で計画が変更になった際などの受入れが円滑に進むよう話し合われた。
同JA営農経済部米穀課吉原由樹係長は「生育が進んでいるため、適期収穫ができるよう施設の準備を進めていく」と話した。
管内の大麦の作付面積は約173ヘクタールで、606トンほどの収穫を見込んでいる。