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乾燥野菜で食品ロスを減らそう 女性会で研究会立ち上げ | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 12, 2021 3:00:00 PM

JA佐久浅間女性会の臼田、佐久、八千穂の3支部は合同で乾燥野菜・食品加工研究会を立ち上げた。原料は会員が栽培した地元農産物が中心で、冬越しの野菜や規格外品などを使用。食材を無駄なく活用して食品ロスを減らす取り組みにつなげる。
研究会は現在、38人が在籍。JA旧佐久町店のリンゴジュース加工施設に併設された乾燥食品機を活用し、3月から試作をスタートした。薄切りにした食材を機械で約20時間乾燥させた後、さらに一度天日干しする。4月15日に開いた2回目の勉強会では冬越しのハクサイやダイコンのほかネギ、ヤーコンなどの野菜、リンゴやプルーンなどの果物を乾燥させて試作した。会員は仕上がりを確認しながら「食材に応じて切り方などを工夫すればもっと美味しく作れそう」と話していた。
今後、会員が栽培したミニトマトやピーマンなどを使い、食材の種類や活動の回数を増やす予定。佐久支部長の木内幸子さんは「食材をカットして乾燥機に入れるだけの手軽さがいい。乾燥野菜は栄養価が高く、保存も効くので災害時の食料としても活用できる」と期待を込める