JA上伊那管内で4月21日、早くも田植えが始まった。管内トップを切って田植えを行ったのは、伊那市手良の株式会社中坪ノーサン。同社では借り受ける水田が多いため、毎年4月下旬から田植えを行っている。
今年は3月21日にもみ播きを行い、温度管理を徹底しながら育苗。「日中の気温は高い日が多かったが、朝晩冷えていたため霜にやられないように気をつけた」と代表の登内美穂さんは話した。
同社では高齢などの理由から田植え作業が出来なくなった農地を含め、32ha、約300枚の田植えを行う。栽培するのは「コシヒカリ」を中心に早生品種の「五百川」や「もちひかり」の3品種。収穫時期が集中しないよう田植え時期を変える他、早生品種を栽培するなど工夫を凝らしている。
田植え作業は6月10日頃まで続く予定。同JA管内では5月中下旬が田植えの最盛期になる見込みだ。