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生産性向上へ マッチングアプリで労働力確保 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 6, 2021 3:00:00 PM

JAながの須高営農センターは4月30日、須坂市、小布施町、高山村と連携し、農業労働者マッチングアプリ「1日農業バイト daywork」の求人者向け説明会を開催した。このアプリは生産者と求職者を1日単位で結びつけるサービスで、従来の農業労働者不足対策の一環として同JAが4月に導入した。当日はJAながの須高支所、小布施町役場、高山村役場の3拠点をリモートで繋ぎ生産者50人が参加、アプリの開発者であるKamakura Industries株式会社の原雄二社長からアプリの仕組みや機能、登録方法、既に運用が開始されている地域の動向や統計、登録者のアンケート結果などの説明を受けた。
同JA須高営農センターの青木紀明副センター長は「アプリで登録し活用いただくことで効率的な人材確保が可能となり生産性、所得向上にも繋げられる。この説明会で利便性を理解いただき積極的な活用をお願いしたい」と出席者へ呼び掛けた。夫婦で出席したブドウ農家は「毎年親戚に手伝いをお願してきたが高齢化してきて限界が見える。まずは試験的に使用し人材確保の準備を進めて行きたい」と使用について前向きに話した。
今回の説明会は新型コロナウイルス感染防止対策のため少人数での開催であったが、同JAでは今後も複数回説明会を計画しており、アプリの周知と登録者数の増加を加速させていきたい構え。なお、dayworkアプリを含む農業労働力支援事業についての詳細は、同JAホームページからも閲覧できる。