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安全安心な自家製みそ、今年で30年 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 24, 2021 3:00:00 PM

駒ヶ根市上在地区営農組合の女性部みそ加工班は同市中沢にある農産物加工センターで、4月24日から5月16日にかけてみそ作りを行った。
この地域では以前、隣組や集落ごとみそ作りを行っていたが、生活環境の変化などから寄り合いでのみそ作りが難しくなった。そこで、1991年同センターの建設をきっかけに、女性部の事業として参加者を募り、みそ加工班を設立、今年で30年の節目を迎える。現在、27人が所属し、1班3人から4人、8班に分かれ自家製みそを作っている。
14日には3人が、前日から水に浸けておいた大豆を煮込んで潰し、麹と塩を混ぜ合わせるなど全部で約20kgの大豆を仕込んだ。大豆は地元産を使用し、麹も地元の醤油店で扱っているものを使用。防腐剤などを一切使わない、安全安心なみそ作りを続けている。
女性部の上田佳子部長は「健康食品として、自家製みその優位性を理解し、健康づくりにも役立てたい。また水田転作作物の重点推進品目となっている大豆の生産拡大も含め、女性部活動として継続をしていきたい」と話した。
今回仕込んだみそは全て家庭用みそで、自宅に持ち帰り各自で管理。7月下旬に発酵を均等にするために中身をかき混ぜ、食べ頃となる10月まで温度変化の少ない場所で保管する。完成したみそは各家庭で味わうとともに親戚や友人などに配り楽しむという。