JA信州諏訪金融部は4月23日、上期推進会議をWEBで開いた。金融担当職員約180人が、諏訪市のJA本所ほか、管内のJA施設7会場に分かれ、参加。昨年度の信用事業を振り返り、今年度の方策を確認。各支所の目標達成に向けて意思統一を図った。
貯金・融資・資金運用など各部門収益と信用事業取引の拡大、不祥事未然防止、ビジネスマナーへの意識を高めるため、例年この時期に開いている。昨年は、コロナ禍の影響で中止したが、今年は初めてWEBで開いた。
昨年度は、人口減少・高齢化による農業構造の変化や日銀のマイナス金利の長期化による資金収支の悪化などの影響で、厳しい状況が続いた。しかし、職員皆で組合員・利用者目線による事業対応を徹底。持続的な収益構築に向け、年金やローンの新規獲得、JAカードの新規発券などに積極的に取組み、県JAバンク主催の「シェアアップ1,000点運動」で、茅野南部支所がAグループ、原村支所がBグループの総合第1位を獲得。「優績渉外担当者コンクール」で、最優秀賞2人、新人賞2人、優秀賞9人の渉外担当者がそれぞれ受賞した。
林政治金融事業本部常務理事は「職員の頑張りで素晴らしい結果を残すことができた。コロナ禍で推進が難しいと思うが、1人ひとりが目標を意識し、達成に向けて全員で取組んでほしい」と呼びかけた。
今年度は6~8月の「JA信州諏訪サマーキャンペーン」や6月、11月の「年金口座指定替え強化月間」などを通して、ニューマネー獲得による個人貯金残高の伸長を図る。また、営農部と連携したJA独自事業の「融資で後押しがんばる農家応援事業II」を活用し、農業・地域の成長支援を行う。
新規採用金融担当職員は9人。カメラに向かって1人ずつ名前と配属先、抱負を述べた。先輩職員は温かい拍手を贈り、新たな仲間の入組を歓迎した。