JA上伊那は4月28日、地元農産物を使用した同JAのプライベートブランド「伊那華のシリーズ」から、「伊那華の信州のいちごワッフル」を新発売した。洋菓子では2019年12月に発売した「伊那華の信州のりんごワッフル」に続く2品目で、上伊那産の夏秋いちご「すずあかね」と小麦「ハナマンテン」を100%使用。地産地消を推し進めるとともに、生産者の所得向上や生産意欲向上につなげる狙い。
夏秋いちごを南信州菓子工房株式会社(阿智村)でセミドライ加工。ハナマンテンを柄木田製粉株式会社(長野市)が製粉し、石川県の食品メーカー株式会社ナカノフードがセミドライ加工した夏秋いちごを練りこんで焼き上げた。甘みと酸味のバランスが良い夏秋いちごとパンや菓子の加工適性が高い「ハナマンテン」がお互いの長所を活かしあった、もっちり食感のワッフルが完成した。また、自宅で食べるのはもちろん、お土産として手軽かつ高級感のあるパッケージに仕上げた。
発売に先駆け26日には伊那市のJA本所で記者会見を開いた。JAの御子柴茂樹組合長は「りんごワッフルとセットでファンを増やしていきたい」と話した。
「伊那華の信州のいちごワッフル」は同JA直売所や管内A・コープ店、ファミリーマートJA店、全国の提携JA直売所など約50店舗で販売している。希望小売価格は160円(税込)。