JA信州諏訪と農政対策協議会は今年度、諏訪市の本所と管内の9支所に、管内産の花を展示する。年間通してさまざまな品目を飾り、訪れた人に楽しんでもらおうと企画。コロナ禍の影響を受ける農家への支援の輪が広がり続けている。
全国の主要な市場や仲買い業者への消費宣伝事業が行えず、今後の消費動向も不透明なことから、地元住民へのPRに力を入れる。1月に、支所に花を飾ったのが大変好評だったことから、今年度は継続的に実施することに決めた。
4月21日、主力生産品目のひとつであるアルストロメリアを500本購入。JA原村営農センターから本所に運び込んだ後、担当職員がそれぞれの支所に配布した。茅野中央支所では、入口近くに特設スペースを設けた。JAオリジナルの「信州諏訪の花」ポスターや手づくりの取組み紹介ポップも飾って、展示を盛り上げている。
同市の北澤操さん(75)は「JAならではの取組みだと思う。コロナで大変な世の中だが、花を見ていると心が和む」と笑顔を見せた。
次回は、5月にカーネーションを飾る予定。