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高品質な大麦の栽培に向けて、栽培指導会開催 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 14, 2021 3:00:00 PM

JA上伊那米穀部会南部地区と上伊那農業農村支援センターは4月6日、駒ケ根市北の原の圃場で令和3年産大麦の栽培指導会を開いた。駒ケ根市、飯島町、中川村、宮田村の生産者約45人が参加。これまでの天候と生育状況から出穂の時期や追肥、病害虫対策、収穫について確認した。
同センターの平出有道技師から説明がなされ、伊那市美篶の伊那米総合試験地では3月22日現在で茎数が1平方メートルあたり630本(前年比82%)と昨年より少ないものの、草丈は23.7cm(前年比108%)とやや長く成長している。今後予想される気温の推移などから出穂期は平年より8日早い4月22日頃となることを確認。また収穫は昨年、長雨の影響で品質が低下した圃場があったことから成熟期後2~4日目より刈り始め、7日までに収穫することを呼びかけた。
参加した生産者は「今回の指導会を参考に適切な時期の追肥や防除を心がけ、昨年以上の収量を目指したい」と話した。
JA上伊那全体では今年度173ヘクタールで栽培し、606tの収穫を見込んでいる。