JA上伊那で主力野菜のアスパラガスが出荷の最盛期を迎えている。アスパラガスは同JAで出荷する野菜の中で販売額が2番目に多い品目。昨年の販売額は3億8770万円。今年は3月に入り高温傾向の中、前年比で161%と出荷量が伸びている。品質状況も良好だ。
駒ヶ根市市場割の坂嘉代子さんの圃場でも連日出荷作業に追われている。全28棟約30aのハウスでは、3月5日から出荷がはじまり、今が最盛期。アスパラガスは前日に収穫、出荷調整を行い、当日の朝、切り戻し吸水作業をした後出荷となる。1日で多い日には1200束、平均でも700~1000束を出荷している。(1束100グラム)
坂さんは「毎朝、4時前後から切り戻し吸水作業を行い7時までには出荷しなければならないので大変」と話す。このひと手間が品質を高める重要な作業のため手はぬけない。
出荷は9月まで続き、名古屋方面を中心に関東、関西、県内の市場に出荷するほか、同JA農産物直売所でも販売している。
年間販売額4億7299万を目指し、収穫作業が続く。