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高品質、安全・安心な野菜生産に向けて/野菜専門員会定期総会 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 12, 2021 3:00:00 PM

信州諏訪農業協同組合野菜専門委員会は3月下旬、JA会館ふじみ(富士見町)で第18回定期総会を開いた。野菜専門員会役員・役職員合わせて約80人が出席し、2020年度の事業報告、2021年度の事業計画など全5議案を可決した。
マスク着用やアルコール消毒などの新型コロナウイルスの予防対策を徹底して開いた。
2020年度は日照不足や長雨、梅雨明け以降の高温干ばつの影響を受けた作物が多く、出荷数量が減少。販売面は前段産地の出荷の遅れにより、出荷量が集中したことによる価格の低迷、新型コロナの影響による青果物の消費動向は大きく変化。近年に無い販売苦戦を強いられた。業務需要では低迷したが、小売り関係は外出自粛による家庭内消費の伸長により堅調な動きとなった。
2021年度は専門委員会活動を重視し生産流通状況の変化、厳しい環境に対応できる事業展開、安定生産を進め、生産者の所得向上に向けての取組み、農産物の総合供給産地として、質の高い産地の構築を目指す。
任期満了に伴う役員改選で、委員長に篠原慶太さん(原村)、副委員長には堀内章弘さん(北部)、藤森康弘さん(南部)、五味稔さん(富士見町)が就任した。
新委員長の篠原さんは「いまだ終息しないコロナ禍で大変ではあるが、部会員みんなで協力をし、安全・安心で環境に優しい野菜産地づくりを目指す。すばらしい実りある1年にしていきましょう」と抱負を述べた。