JA上伊那は4月1日、2021年度農業インターン研修の開校式をJA本所で開いた。今年は昨年から研修に取り組んでいる1人と、新たに参加する6人の計7人が研修を受ける。同JAの御子柴茂樹組合長は「ぜひ一人前の農業者として上伊那管内で活躍出来る、そんな基礎知識を学んで欲しい」と激励した。
同研修制度は、1997年から始まった取り組み。就農希望者をJAの臨時職員として雇用し、研修生は、先進農家などで最大3年間研修を受けることができる。23年間で96人が研修制度を利用、今年度の研修生を含め103人となる。修了生で現役の生産者は70人で、その定着率は72%に及ぶ。
インターン代表生として2年目となる山崎絵美さんは「農業は地域で続けていくもの、食や生活に彩を与えるもの、地域の景観を守っているものだと思う。自ら動き交流を深めつつ、技術を身につけ地域に貢献できる存在になりたい」とあいさつした。
アスパラガスで就農を目指す、1年目の原由さんは「これから1年かけて技術や販売などいろいろ学びたい」と意気込みを話した。