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あぐりクリエイトの農作業本格化/キャベツ苗1万2000本定植 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 26, 2021 3:00:00 PM

JA信州諏訪の子会社「あぐりクリエイト信州諏訪」の農作業が本格化している。同社の従業員らが管内の遊休農地や耕作放棄地を借り受け、コメ・キャベツ・ソバを栽培。県内外の市場や地元飲食店などに出荷する。
同社は農地保全による農業生産力維持、担い手育成に向けて、2013年9月に設立した。昨年は、農家に寄り添うJA職員を育成するため、新採用職員が数日間ほ場に通い、収穫の手伝いや草刈りなどの農作業体験も行っている。
4月21日、富士見町のほ場で、従業員ら5人がキャベツ苗の定植を行った。地元の育苗農家から取り寄せた1万2000本の苗を使用。自動苗植機を操縦する人、育苗箱を運んだり、植えた苗の状態を確認したりする人に分かれて効率よく作業した。出荷は7月初旬を予定している。
同社の平林正一さんは「地元で栽培された苗は、ほ場に適しており、生育もとてもよい。おいしいキャベツを収穫できるよう、栽培管理に励みたい」と話している。
コメは22ヘクタールを耕作。4月下旬に伏せ込み、5月中旬に田植えを行う。ソバは2.9ヘクタールを栽培する。